P&Gが水を使わない固形シャンプー新ブランドを発表、環境配慮型商品へシフト加速

P&Gが水を使わない固形シャンプー新ブランドを発表、環境配慮型商品へシフト加速

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は31日、水を一切使用しない固形シャンプーの新ブランド「エコバー(EcoBar)」を2026年春に発売すると発表した。同製品は従来の液体シャンプーと比較して水使用量を95%削減し、プラスチック包装も完全に廃止する。P&Gの発表によると、固形シャンプー市場は2024年から2033年にかけて年平均成長率12.3%で拡大すると予測されており、同社は環境意識の高まりに対応する形で製品ラインアップを刷新する。新ブランドは植物由来成分を80%以上使用し、パッケージには再生紙とバイオプラスチックを採用する。価格は1個あたり約1,500円で、通常のシャンプー約3本分の使用回数に相当するという。同社のサステナビリティ責任者ジョン・スミス氏は「消費者の環境意識が高まる中、ウォーターレス製品への転換は業界全体のトレンドになりつつある。我々はこの分野でリーダーシップを発揮していく」とコメントした。P&Gは2030年までに全製品の50%をウォーターレス製品に切り替える目標を掲げている。

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